トラブル解決事例

法は、不可能を強いるものではい。
これが法の世界の大原則です。
法をあらゆる角度から分析し
解決策を見出すことで

その先が見えてくるのです。



1 離婚調停

「妻が浮気しているようだが事実を掴むための探偵等の費用がない」

「妻の浮気の可能性が高いのに養育費、住居等のことでもめている」「養育費は支払うが有利な条件で離婚できないか」の相談。

 状況を聴取し、先方弁護士に対し結婚してからの家事育児状況、妻の不貞相手に対する聞き込み調査をするので待たれたい旨の通知等々の文書を送付。

 先方弁護士が面倒に思い助言したのか、当方の条件を飲むので早くしてほしいとの回答を受け良い条件で円満離婚に至る。

⇒解決期間約2週間、作成資料3部ほど

 

2 西宮神社初詣警備等にかかる元請け業者未払い問題

 表題は福男レースで有名な神社であるが、初詣警備に関し警備を依頼。元請け業者(被疑者)が受注し、各警備業者に警備員や機材を発注した。

 警備業者は十数社あったが、支払いを受けている少額業社が数社あったものの、他は一部支払いまたは完全な未払いであった。

 各業者が集まり所属の違う弁護士二名に依頼するも、「完全な民事であり無い袖は振れない」という理由で約6か月放置されたことでその内の1社の社長から弊社に相談がある。

 弊社が被疑者数名の身元を調査したところ、代表者一名がやくざと繋がっていることが判明、また他の一名は明石歩道橋事故の当時の警備責任者であることが判明した。

 そこで歩道橋事故警備責任者を被害業者に呼び出し本件事実を掴んでいることを伝え、内部情報(過去の被害業者等)について情報入手。

 過去の被害業者をあたり未払いの点の問題を線にすることにより民事事件から刑事事件に移行。

 知能犯捜査のポイントとなる点をまとめた書類作成、警察が受理せざるを得ない状況を記した書類を提出。

 当初を予想とおり、受理を拒んだが捜査員、警察幹部の異動等で判断が変わりだし詐欺の告訴として受理してもらい、約一年後、被疑者2名逮捕。

 被疑者弁護士の示談要望により、被害総額3000万円のところ、損害賠償金を含む総額3500万円となって示談成立。

 調査と警察受理に要した期間は約6か月(本業との併用があったため日数がかかった)。

3 不当解雇の阻止

 本件は、生保営業マンが顧客から、「契約方法について違法があった」と事実とは異なる訴えを起こされ、会社(調査専門の部署)は顧客の話を鵜呑みにし懲戒解雇する直前に当該営業マンが所属する支社の支社長等から「顧客のウソを掴んでほしい」との依頼で受理。

 営業マンから聴取した際に「ウソを言っている雰囲気ではない」ことを経験から得たことから正式に受理した。

 ポイントは10点ほどあったがその中で特にポイントとなったのが、営業マンから「説明するために玄関内に入り資料を靴箱の上に広げ説明した」ということを聞き出したことであった。

 顧客は一貫して、「説明は受けていない」「家に営業マンが来たことはない」と説明していたことから、当該営業マンに玄関内の図面を書いてもらい、調査課へ提出。

 調査課員自身が玄関内を確認してくるように指示していたところ、傘縦の位置まで同じであった旨の回答を受けた。

 他に「見えたか見えなかったのか」を現場で再現し写真撮影する等で立証していったことで顧客は連絡が取れなくなっていったことから創業以来初となる懲戒解雇取り消しに至った。

 本件は事案発覚から6か月経ち暗礁にのりあげたところで相談に来たが、解決は約1か月であった。

 

4 横領社員からの被害金回収

 社内で横領が発覚し、当該社員は横領を認めたことから懲戒解雇。

 その後、双方弁護士を立てて弁済に関して協議するも、資産がないことを理由に頓挫していた折(約6か月後)に、弊社の紹介を受けた社長から相談を受ける。

 当該社員の現状を調査したところ、車両を二台保有し、発覚後も生活に変化はなく、家族旅行に二度行っていることが判明。

 先方弁護士に当該事実を通知し交渉したところ、現給与からの弁済及び車両の売却等の措置により、即金で横領額の35%ほどを回収。

残額については弁護士同席の元、弁済の示談書を交わし終結した。

調査から回収まで約2週間。

 

5 マンション内トラブル

 依頼人は、居住するマンションの理事であるが、同マンションの共益費等の積立金から補修等の工事費用捻出についてクレーマーを黙らせることはできないかとの相談。

 要綱等を確認したところ、積立金からの補修等については全く問題なかったため、何が問題かわからなかったが、とにかく他へのクレームがひどいことから今後も黙らせておきたいとの理由であった。

 そこで、いくら住民の権利といえど、他の住民の平穏を脅かす言動を行った場合は、個人の住む権利と多数の平穏のバランス(これを公共の福祉という)を照らし合わせ、不法行為に対する断固たる姿勢を地元警察協力の上、遂行する旨の条文を総会同意のうえ、追記することを提案。

 クレーマーに対する姿勢等も当方立会いのうえ実践したことにより、以降平穏を取り戻した旨の報告を受け完了する。

 期間は2週間ほど。

 

6 会社を通さず営業している噂のある従業員の退職勧告

 自動車整備及び販売業社において、従業員が会社を通さずに車の売買を行い利益を得ているという噂の従業員を辞めさせたいが、証拠がないのでどうしたらよいかとの社長夫人からの相談。

 従業員は他の業者とつるんでいたことから聞き込みは危険と判断し、生保営業マンとして従業員と接触させてもらった。

 従業員の資産状況について生保プロセスとして聞き出す中で、当該事実について口を滑らせたことを録音。

 行為自体は、背任、横領、窃盗、詐欺等あらゆる法令に違反していることを示し、退職後いかなる報復行為もしないことを念書で交わして円満退社となる。

 期間は5日間ほど。

 (その他使えない社員の退職に伴うモチベーションセミナーを開催することにより、やる気をもって自主退職に導く等多数)

 

7 金銭消費貸借関係者からの回収

 ご紹介により初めて行った先その場で専務からの相談。

 社長の個人的な知人に金1000万円を金銭消費貸借契約により貸していたが返済されないので、怪しいかどうか調べられないかとの相談。

 相手方の居住先が東京であったため、その折に調べてほしいとの要望から期間は2か月を要する。

 調査した結果、一生懸命に働いて真面目な人となりが確認できたことから、その事実を社長らに伝えたところ、安心してもらえた。

 そこで社長の直筆で案じている旨の内容で先方に手紙を郵送したところ、1000万円の返済について穏便に細かく折衝し、現在も月々の返済を行い良好な関係を維持できている。

 以降、信用を得た弊社には相当数のご紹介があり、案件には至っていないが知らない人がいないほどの神社仏閣と懇意にさせてもらっている。

8 芸能人の女性問題

 ある社長から「知人の芸能人が女性問題で週刊誌にすっぱ抜かれそうなのだが相談に乗れないか」との申し出受理。

 当該芸能人はいわゆる不倫を長年続けていた女性から「長年にわたる暴力と、貸している3000万円ほどの借金を即金で返すように言われている」旨の内容であった。

 どう考えてもその芸能人が悪かったことから当方は「借金にしてもなしにすることはできないししてはいけない」と厳重説諭。

  そのうえで着地点はどこかを探ったところ、3000万円の借金を嫁にばれずに返済することは不可能であるが返済はしたいとのことであったことから、直筆にて女性に対しこれまでの数々の非礼無礼、暴力等についてある人間から殴られ怒られ反省した旨の内容で手紙を送った(心理学でいう第三者の効果)。

 最初は感情的であった女性も次第に現状を理解してくれ、最終的には返済金額を1000万円とし、示談が成立した。

 芸能人から紹介の話もあったが、考え方が嫌いなのでそれ以降は縁を切っている。

9 某有名ラーメン店駐車場に対する不法駐車問題

 当該ラーメン店は関西では有名なラーメンチェーン店であるが、「各店舗に利用者ではない不法駐車車両が多くて困っているが警察が動いてくれない」旨の相談。

 警察内部事情を駆使し、移動させることに成功。(方法は口頭で)

 これもご紹介により初訪問時に社長から相談を受け、解決期間はほぼ即決。

 顧問弁護士もそんなやり方は考えもつかないが言われてみれば、という反応であった。

10 資産マンション売却にかかる依頼弁護士とのトラブル

 所属生保営業マンから個人的な依頼。

 営業マンは、実母が所有していたマンションを売却するに際し、土地所有者と長年にわたり折り合いがつかないことから弁護士を立ててやりとりをしていた。

 しかし、当該弁護士が業務怠慢、土地所有者と喧嘩をして話をこじらせたという理由で契約を打ち切ろうとしたが、弁護士が着手金と得るはずであった報酬を支払えと正式な文書をもって通知してきた、というところで相談を受けた。

 文書自体は正式なものであり、契約内容自体にも祖語といえるほどのものがなかったことから、争っていた土地所有者に直接話を聞きに行くというギャンブルに。

 すると、土地所有者は争っていた実父が亡くなり娘になっていることが判明。

 当該事実も弁護士から報告を受けていなかったこと、また現土地所有者は話をすれば至って普通の考えを持っている人であったことから親睦を深め、共闘体制をとることに成功した。そうすることで弁護士のあらゆる暴言、愚行が明らかになり所属弁護士会に通達し、弁護士の営業停止、業務怠慢により契約内容を履行していなかったという疎明により契約内容をあきらめさせた。期間は約3カ月。

11 不受理案件

 3年経過している不良債権問題は時間が経ちすぎていることと、解決に至らない可能性が高いこと、費用が相当かさむことから不受理としたこともある。

 そういった企業には、今後のリスクマネジメントについて話をすることもある。

12 大手スーパー元従業員からの残業代訴訟

  元従業員からの1200万円に上る残業代請求が大手弁護士事務所から通知があるも、内容を見ると完全に会社側がアウトの状況、いわゆるブラック残業であった。

 会社側は支払い拒否の理由として、元従業員の勤務態度、能力が低く他の従業員がその分残業しなければならなかった等の理由であったが、判例上、未払い残業代は発生するので裁判でも負けることを助言。

 着地点として、元従業員の勤務中の態度、勤務中に辞めたら訴訟すると吹聴していた事実等を掴み、相手方弁護士と交渉し請求額を下げることを提案。

 結果、200万円まで減額し和解となる。

 期間は、社長等の予定に合わせるのに苦労したため、約8か月を要した。

13 精神科開業医に対するネットでの誹謗中傷

 元同僚からの相談により、開業医と面談。

 元患者がネット(いわゆる口コミ)でハンドルネームを変え他人になりすまし数カ月にわたる誹謗中傷の投稿。

 警察に相談するも表現の自由との境目が曖昧なのでなかなかできない旨の回答を受けていたが、過去の判例を数点列挙し、警察に対し本件が名誉棄損に当たることを訴明ししぶしぶ受理させる。

 告訴は受理から処理まで基本2か月であることを本庁通達であることも文面に入れていたため、満足のいく動きではなかったがそれなりに動き、相手方と接触、二度としない旨の確約を取り付けたことにより開業医の意思により告訴取り下げ。

 現在は収まっている。

 期間は3カ月ほど。

14 DV被害の女性救済からの円満離婚 

 相談者は幼少から孤児院で暮らしていた負い目から、元夫のDVに対して何も言えない状況であった。

 着地点は二転三転するも、結局は一人息子の親権がほしい旨であったため、普通に調停に出せば望みどおりになる旨助言するも、元夫側はその父親が司法書士とのことで、文書にて強気に通知してきたことから文書でDVの存在、既に警察に申告するだけの写真撮影等は終えている旨を通知したところ、すぐさま円満離婚に至る。

 途中、法テラスを教示し無料の弁護士を紹介していたが頼ることなく終結。

 期間は1か月ほど。

 

15 貴金属売買にからむ未払い問題

 専務の旧来からの知人の妻に対して、信用のみで貴金属を安値で売っていたが、その妻の急死に伴い、突然返済が滞ったということで相談受理。

 旧来の知人は、元警察官であることであったが当初は支払いに応じていたものの、突然「関係ないので返済しない、物もどこにあるか知らない」と言ってきた。

 状況から法律に詳しいものの介入が予想されたことから、死別後の相続いわゆる相続の状況を調査したところ、相続放棄の事実がなかったことから法的には借金は引き継がれていること、併せて売買があったことは契約書がなくても口頭で成立すること、過去の支払いの状況から口頭契約は成立していたこと等を明らかにしたところ、支払うことで合意した。

 期間は1カ月ほど。

 

16 小学生のお子さんのいじめ問題に取り組まない学校を諭して動かす

17 子供のひきこもりについて相談を受け、カウンセラー的な立場で社会復帰を実現(数か月かかった。)